海外旅行を自分で手配する方法|航空券・ホテル・準備の流れを初心者向けに解説

「海外旅行、自分で手配してみたいけど……英語が不安で踏み出せない」

これ、私がこれまで訪れた国の話をするときに、何度も言われてきた言葉です。

はじめまして。Marsaです。英会話講師として19年、これまで30カ国ほどを旅してきました。初めて自分で海外旅行を手配したのは、26歳のとき。ワーホリでカナダへ飛び立ったときです。

旅行会社のツアーなら安心だけど、自由がきかない。行きたい場所があるのに、ツアーのコースに入っていない。お土産屋さんに連れて行かれる時間がもったいない。もっと自分のペースで旅がしたい。

でも、自分で航空券やホテルを予約するなんて、ハードルが高い。しかも、英語が話せないのに個人で海外に行って大丈夫なのか……。

その気持ち、すごくわかります。

実は私も、26歳でカナダに飛び出したとき、英語が自由に話せたわけではありませんでした。なんとなく相手の言っていることはわかる気がする。でも、自分の言いたいことが口から出てこない。聞き返されると焦るし、通じないとへこむ。

それでも、自分で航空券を取り、ホステルやB&Bを探して、英語を使いながら旅を続ける中で、少しずつ「使う英語」に慣れていきました。

その後、カナダ大陸を横断し、ヨーロッパを旅し、気づけば訪れた国は30カ国ほど。帰国後は英会話講師として19年、子どもから大人までたくさんの方の英語をサポートしてきました。

旅の中で英語に助けられた経験と、「英語が苦手だけど海外に行きたい」という方たちをたくさん見てきた講師としての経験。その両方から、ひとつ確信していることがあります。

英語が不安でも、準備さえすれば、海外旅行は自分で手配できます。

むしろ、自分で全部決められる旅って、ほんとうにプライスレス!

この記事では、航空券・ホテル・保険・通信手段など、個人手配の流れをステップごとにわかりやすく整理していきます。さらに、各ステップで「英語が不安な人はここだけ押さえておけば安心」というポイントも一緒にお伝えしていきます。

20代の初海外の方も、30〜50代で久しぶりに海外へ行く方も、「英語がネックで一歩が踏み出せない」という方にこそ読んでほしいです。

順番に準備すれば、海外旅行はちゃんと自分で組み立てられます。

そもそも個人手配って、ツアーと何が違うの?

海外旅行には、大きく分けて2つの方法があります。

ひとつは、旅行会社が航空券・ホテル・観光をセットにしたパッケージツアー
もうひとつは、航空券もホテルも全部自分で予約する個人手配です。

ツアーは、飛行機もホテルも観光コースも決まっていて、添乗員さんがサポートしてくれることもあります。初めての海外旅行で安心感がほしいときには、ぴったりだと思います。

でも、こんな経験はありませんか?

「もうちょっとこの場所にいたかったのに、時間が決まっていて動けなかった」
「お土産屋さんに立ち寄る時間がもったいなかった」
「ホテルが微妙だったけど、自分では選べなかった」
「自由時間が少なくて、結局ゆっくりできなかった」

わかります。私もツアーで旅行したことがあるので、その窮屈さは経験しています。

個人手配のいちばんの魅力は、ぜんぶ自分で決められることです。

行きたい場所に、好きなだけいられる。泊まりたいホテルを自分で選べる。朝はゆっくりして、午前中はカフェでのんびりしてもいい。気になるお店を見つけたら、ふらっと寄れる。

しかも、航空券やホテルを自分で比較して予約するから、ツアーより安くなることもあります。

「でも、英語が話せないのに自分で海外に行って大丈夫?」

そう思いますよね。

ここで知っておいてほしいのは、航空券もホテルも、今は日本語のサイトから予約できるということです。英語で全部やり取りできないと個人手配はできない、と思わなくて大丈夫。

空港、ホテル、カフェ、お店。現地で必要になる英語は、場面ごとにある程度パターンが決まっています。

全部をペラペラに話せる必要はありません。必要な場面で、必要なフレーズを準備しておくこと。これだけで、英語への不安はかなり減ります。

この記事では、手配の流れに沿って「ここでこんな英語を準備しておくと安心だよ」というポイントもお伝えしていきますね。

【全体像】個人手配の流れは、この順番で進めればOK

個人手配の旅行は、早めに動くほど選択肢が増えます。特に、はじめて自分で海外旅行を手配する方や、英語に不安がある方は、半年前くらいから少しずつ準備を始めても早すぎることはありません。

航空券やホテルは、出発直前になるほど高くなったり、条件の良いプランが埋まったりすることがあります。パスポートの更新、クレジットカードの準備、入国条件の確認、旅で使う英語の練習も、直前にまとめてやろうとすると焦りやすくなります。

目安としては、半年前から行き先や予算を考え始め、3ヶ月前には具体的な予約や準備に入っておくと動きやすいです。マイル利用や人気シーズン、複数都市をまわる旅なら、さらに早めに動き始めるのもおすすめです。

ざっくりした流れはこうです。

【半年前〜】 行き先・日程・予算をざっくり考え始める
【半年前〜できるだけ早め】 パスポート・クレジットカード・入国条件を確認する
【3ヶ月前〜】 旅で使う英語を少しずつ準備し始める
【2〜3ヶ月前】 航空券を予約する
【航空券の直後】 ホテルを予約する
【1ヶ月前〜】 海外旅行保険の不足分を確認・追加する
【1〜2週間前】 通信手段・現地の移動手段を準備する
【出発前】 予約情報・持ち物・旅英語の最終チェックをする

この順番に沿って進めれば、初めてでも迷子になりにくくなります。

特に大事なのは、航空券やホテルを予約する前に、パスポートの有効期限・入国条件・クレジットカードの準備を先に確認しておくことです。

そのうえで、実際の予約は「航空券が先、ホテルがその次」という順番で進めるとスムーズです。飛行機の時間が決まらないと、何日の何時にその街に着くかわからないので、ホテルの日程も決めにくいんですよね。

あとは、英語の準備も、行き先と旅の内容が決まってからの方が効率がいいです。

「空港で使うフレーズ」「ホテルでのチェックイン」「カフェでの注文」「聞き取れなかったときの聞き返し方」。使う場面がはっきりすると、覚える英語もしぼれます。

この記事では、まず全体の流れをつかめるように、個人手配の基本を順番に整理していきます。eSIM、海外旅行保険、持ち物リスト、空港英語、ホテル英語など、詳しく知りたい項目については、それぞれの記事で深掘りしていきますね。

では、ひとつずつ見ていきましょう。

【STEP1】行き先・日程・予算をざっくり決める

最初にやることは、「どこに、いつ、どのくらいの予算で行くか」をざっくり決めることです。

ここは本当にざっくりでOKです。「7月の連休あたりで、東南アジアに4泊くらいで行きたいな」「秋にヨーロッパに行ってみたいけど、予算は20万円くらいかな」まずはこのくらいのイメージで十分です。

初めて個人手配に挑戦するなら、行き先は近場のアジアから始めるのもおすすめです。台湾、韓国、タイ、ベトナムあたりは、フライト時間が比較的短く、観光地も整っていて、初めてでも動きやすい国が多いです。

理由は大きく3つあります。

ひとつめは、フライト時間が短いこと。長いフライトに慣れていないと、移動だけでかなり疲れてしまいます。近場なら3〜6時間程度で着く場所も多いので、体力的な負担も少なくなります。

ふたつめは、旅行者に慣れているエリアが多いこと。観光地ではシンプルな英語でやりとりできる場面も多く、日本語メニューが置いてある飲食店に出会うこともあります。台湾や韓国は、日本語が通じるお店や観光地もあるので、英語に不安がある方にとっても始めやすい旅先です。

みっつめは、予算を抑えやすいこと。ホテルや食事、現地交通費が比較的安い国なら、初めての個人手配でもチャレンジしやすくなります。

意外かもしれませんが、英語が母語ではない国でも、観光地ならシンプルな英語で十分やりとりできることが多いです。むしろ、お互いに第二言語として英語を使っている場面の方が、ゆっくり話してくれたり、簡単な表現で伝えようとしてくれたりすることもあります。

「ネイティブの英語が速くて聞き取れない」という方は、あえて英語圏以外の国から始めるのもひとつの手です。

予算の目安としては、ざっくりこんなイメージです。

アジア近場(韓国・台湾):5〜10万円(3〜4泊)
東南アジア(タイ・ベトナム):8〜15万円(4〜5泊)
ヨーロッパ・北米:20〜35万円(5〜7泊)

※航空券+ホテル+現地の食費・交通費を含む、ざっくりした目安です。時期や為替、旅のスタイルによって変わります。

ここでひとつ、個人手配ならではのコツがあります。出発日を1日ずらすだけで、航空券の値段が数万円変わることがあるんです。

金曜出発より木曜出発の方が安かったり、連休初日を避けるだけでぐっと安くなったりすることもあります。日程に少しでも融通が利くなら、前後の日付もチェックして見比べてみてください。

【STEP2】航空券を予約する

行き先と日程が決まったら、次は航空券の予約です。

ただし、予約ボタンを押す前に、パスポートの有効期限、入国条件、ビザや電子渡航認証の必要有無は必ず確認しておきましょう。国によっては、パスポートの残存期間や事前申請が必要な場合があります。

ここが個人手配の最初の山場であり、いちばんワクワクするところでもあります。

「でも、航空券って英語のサイトで買わなきゃいけないんでしょ?」と思う方もいるかもしれません。

ここで知っておいてほしいのは、航空券は英語のサイトを使わなくても予約できるということです。日本語の予約サイトを使えば、ふだんネットショッピングをする感覚で航空券を探せます。

航空券の探し方は、基本的に2ステップです。

① 比較サイトで相場を調べる
② 予約サイトか航空会社の公式サイトで予約する

まず比較サイトで「だいたいいくらくらいなのか」を把握します。出発地、目的地、日程を入れるだけで、複数の航空会社の価格を比較できます。カレンダー表示があるサイトなら、日付ごとの最安値も見やすいので、安い日を探すときにも便利です。

比較サイトで相場をつかんだら、実際に予約するサイトを選びます。初心者の方は、日本語で予約できて、問い合わせ先がわかりやすいサイトを選ぶと安心です。

エアトリは、日本の会社が運営しているので、サイトが見やすく、日本語で手続きしやすいのが特徴です。ポイント還元があるのも、ふだん使いしやすいところです。

【 ▶ エアトリで航空券を探す

サプライスは、大手旅行会社HISが運営する航空券予約サイトです。割引クーポンが出ていることもあり、タイミングが合えばお得に航空券を探せます。

【 ▶ サプライスで航空券をチェックする

Trip.comは、アジア方面に強く、航空券とホテルをまとめて探したいときにも使いやすい予約サイトです。アプリで旅程を管理しやすいのも便利です。

【リンク:Trip.comで航空券・ホテルを探す】

ここで気をつけたいのが、比較サイトで出てくる「最安値」の予約先です。聞いたことのない海外サイトが最安値で出てくることもありますが、トラブル時に日本語で問い合わせができなかったり、キャンセル条件がわかりにくかったりする場合があります。

初めての個人手配なら、多少高くても、日本語で確認できるサイトや、航空会社の公式サイトを選ぶ方が落ち着いて準備できます。慣れてきたら、航空会社の公式サイトから直接予約するのもおすすめです。欠航や遅延があったときに、航空会社から直接案内を受けやすいのは大きなメリットです。

初心者がやりがちな航空券の失敗

航空券を予約するときに、初心者がやりがちな失敗があります。

ひとつめは、乗り継ぎ時間が短すぎる便を選んでしまうこと。安い航空券は乗り継ぎが1回、2回あることも多いですが、乗り継ぎ時間が1時間しかない便だと、前の飛行機が少し遅れただけで次の便に乗れなくなる可能性があります。乗り継ぎがある場合は、最低でも2時間、国際線なら3時間以上の余裕を見ておくと落ち着いて動けます。

ふたつめは、名前のスペルミスです。航空券の名前は、パスポートとまったく同じスペルで入力する必要があります。予約するときは、必ずパスポートを手元に置いて確認しながら入力してください。

みっつめは、受託手荷物が含まれていないチケットを選んでしまうこと。LCC(格安航空会社)では、機内持ち込みの小さな荷物しか含まれていないことがあります。スーツケースを預けたい場合は、受託手荷物が含まれているか、追加料金が必要かを予約前に確認しておきましょう。

空港での英語が不安な方へ

航空券が取れたら、次に気になるのは空港での英語かもしれません。

チェックインカウンター、保安検査、入国審査。英語が不安な方にとっては、ここが最初の大きな壁に感じることもあります。

でも、空港で使われる英語は、場面ごとにある程度パターンが決まっています。たとえば、入国審査で聞かれやすいのはこのあたりです。

“What’s the purpose of your visit?”(旅行の目的は?)
→ “Sightseeing.”(観光です。)

“How long are you staying?”(何日滞在しますか?)
→ “Five days.”(5日間です。)

“Where are you staying?”(どこに泊まりますか?)
→ ホテル名や宿泊先の住所を答えます。

ここで気をつけたいのは、入国審査ではスマホを自由に使えない場合があることです。国や空港、担当官によって対応は違いますが、審査中にスマホ操作を避けるよう案内される場所もあります。

そのため、宿泊先のホテル名・住所・電話番号は、スマホに保存するだけでなく、紙にメモしておくか、予約確認書を印刷しておくと安心です。スマホ画面を見せるのは、相手に求められたときだけにしておくと落ち着いて対応できます。

聞き取れなかったときは、黙り込まなくて大丈夫です。こう言えば、もう一度言ってもらえます。

“Could you say that again?”(もう一度言ってもらえますか?)

これは、私がレッスンでも必ず教えるフレーズです。聞き返すことは、恥ずかしいことではありません。ネイティブ同士でも普通に聞き返します。聞き取れなかったら、聞き返す。それだけで、やりとりは続けられます。

【STEP3】ホテルを予約する

航空券が決まったら、次はホテルの予約です。

到着日と出発日がはっきりしたこのタイミングで予約すると、日程のズレを防ぎやすくなります。ホテルの予約も、もちろん日本語のサイトでできます。

メジャーな予約サイトとしては、Booking.com、agoda、楽天トラベルなどがあります。

agoda(アゴダ)は、アジア方面に強い予約サイトです。同じホテルでも、サイトによって表示価格が違うことがあるので、東南アジア方面に行くときは比較してみる価値があります。

【リンク:agodaでホテルを比較する】

楽天トラベルは、海外ホテルも予約できます。楽天ポイントを貯めている方や、ふだん楽天をよく使う方には使いやすい選択肢です。

Booking.comは、世界最大級のホテル予約サイトです。掲載数が多く、口コミも豊富です。「予約時の支払い不要」や「キャンセル無料」の物件も多いので、予定が変わる可能性がある方にも使いやすいサイトです。

【リンク:Booking.comでホテルを探す】

【リンク:楽天トラベルで海外ホテルを探す

私はいつも、Booking.comとagodaの両方で同じホテルの値段を比較してから予約しています。面倒に感じるかもしれませんが、サイトによって数千円〜1万円近く差が出ることもあります。

ホテル選びで見るべき3つのポイント

ホテルを選ぶときは、値段だけで決めない方がいいです。安さだけで選ぶと、あとで「思ったより不便だった」と感じることがあります。

私がいつもチェックするのは、立地・口コミ・キャンセルポリシーの3つです。

まずは立地。最寄りの駅やバス停から歩いて行ける距離か、空港からのアクセスは良いか、夜に出歩いても不安の少ないエリアかを確認します。

私がヨーロッパを旅していたとき、安さだけで選んだ宿が中心地からバスで40分もかかる場所だったことがあります。宿代は節約できたものの、毎日の移動がストレスで、結局交通費も時間もかかりました。多少高くても、駅や観光エリアに近いホテルの方が、結果的に満足度が高いことは多いです。

次に口コミです。評価点だけでなく、低い評価のコメントも読んでおきます。特に「清潔さ」「スタッフの対応」「夜の周辺環境」は見ておくと安心です。

最後にキャンセルポリシー。予定が変わったときに無料キャンセルできるか、いつからキャンセル料がかかるかを確認しておきます。私はできるだけ「キャンセル無料」の条件で予約して、出発が近づいてから最終確認するようにしています。

ホテルで使う英語は、場面で覚える

ホテルのチェックインも、英語が不安な方にとっては緊張する場面です。

でも、フロントでのやりとりもパターンが決まっています。チェックインなら、フロントでこう言えば伝わります。

“Check in, please.”(チェックインお願いします。)

あとはパスポートを見せると、スタッフが手続きを進めてくれます。予約確認画面や印刷した予約書があると、説明が少なくても伝わりやすくなります。

チェックイン時刻より早く着いた場合は、

“Can I leave my luggage here?”(荷物を預けてもいいですか?)

と聞けば、荷物を預かってもらえることがあります。

チェックアウトはもっとシンプルです。

“Check out, please.”(チェックアウトお願いします。)

カードキーを返すだけで済むことも多いです。

英語に自信がないときは、フレーズを丸ごと覚えてしまうのがおすすめです。文法を全部理解してから話そうとすると、いつまでも口が動かないことがあります。まずは使う場面ごとに一言を準備する。通じたら、それが次の自信になります。

【STEP4】パスポート・ビザ・電子渡航認証を確認する

ここは地味ですが、とても大事です。忘れると、旅そのものが成り立たなくなることがあります。

まず確認したいのが、パスポートの有効期限です。

国によっては、入国時にパスポートの残存期間が3〜6ヶ月以上必要とされる場合があります。有効期限がギリギリだと、航空会社のチェックイン時点で搭乗できなかったり、入国を拒否されたりすることもあります。

パスポートをまだ持っていない方、期限が近い方は、早めに申請や更新の準備をしておきましょう。

次に、ビザ(査証)や電子渡航認証の確認です。

日本のパスポートは世界的に信頼度が高く、短期の観光旅行ならビザ不要の国も多くあります。ただし、ビザは不要でも、事前に電子渡航認証が必要な国があります。

代表的なものには、アメリカのESTA、カナダのeTA、オーストラリアのETAなどがあります。申請方法や条件は変更されることがあるので、必ず公式情報で確認してください。

電子渡航認証を忘れると、空港のチェックインカウンターで「搭乗できません」と言われることがあります。

私のカナダ渡航のときは、ワーホリビザを取っていたので別ルートでしたが、周りには「ESTAを忘れてアメリカに入れなかった」という話を聞いたことがあります。せっかく航空券もホテルも取っていたのに、出発前に止まってしまうのは本当に避けたいところです。

行き先が決まったら、「国名 日本人 入国条件」や「国名 電子渡航認証」で検索し、必ず最新情報を確認してください。外務省の海外安全ホームページや、各国大使館・政府機関の公式情報を見るのが安心です。

【STEP5】海外旅行保険とクレジットカードを準備する

「保険なんて使わないでしょ」と思う方もいるかもしれません。

でも、旅先で体調を崩したりケガをしたりしたとき、海外の医療費は高額になることがあります。診察や検査、薬の処方だけでも、日本での感覚とは大きく違う金額になる場合があります。

個人手配の旅行は、ツアーと違って旅行会社のサポートがありません。だからこそ、保険や緊急時の連絡先を準備しておくことが大切です。

毎回お金を払って保険に入るのは少し迷う、という方は、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードも選択肢になります。

たとえばエポスカードは、年会費永年無料で持てるクレジットカードのひとつです。海外旅行保険は、旅行代金をエポスカードで支払うことで適用される「利用付帯」なので、出発前に条件を必ず確認しておきましょう。

【 ▶ エポスカードの詳細を確認する

カード付帯の保険だけでは不安な方は、ネットで加入できる海外旅行保険もあります。補償内容やサポート体制は保険によって違うので、治療費用、携行品損害、賠償責任、日本語サポートの有無などを確認して選ぶと安心です。

クレジットカードは、できれば2枚以上持っていくのがおすすめです。海外では「このカードブランドは使えない」ということがあるので、VISAとMastercardなど、違うブランドを用意しておくと支払いの選択肢が増えます。1枚が使えなくなったときのバックアップにもなります。

現金については、日本でまとめて両替する方法もありますが、現地ATMで必要な分だけ引き出す方法もあります。国やカード、手数料によってどちらがお得かは変わるので、事前に確認しておきましょう。

万が一のときに使える英語

旅先で体調を崩したり、困ったことが起きたりしたときの英語も、いくつか知っておくと落ち着いて動けます。

“I need help.”(助けが必要です。)
“I’m not feeling well.”(体調が悪いです。)
“Where is the nearest hospital?”(いちばん近い病院はどこですか?)

このあたりは、スマホのメモや紙のメモに入れておくと、いざというときに見返せます。

あわせて、保険のサポートデスクの電話番号も控えておきましょう。海外旅行保険のサポートデスクは、日本語で対応してくれるところもあります。病院の案内や通訳の手配について相談できる場合もあるので、英語に不安がある方ほど、連絡先をすぐ見られるようにしておくと落ち着いて行動できます。

保険は「使わなければいいな」と思って準備するものです。でも、備えがあるだけで、旅先での判断がかなり変わります。

【STEP6】通信手段と現地の移動を準備する

海外でスマホが使えるかどうかは、旅の快適さに直結します。

地図を見る。翻訳アプリを使う。乗り換えを調べる。ホテルの予約確認を見る。困ったときに検索する。今の海外旅行では、スマホを使う場面が本当に多いです。

特に英語が不安な方にとって、スマホはかなり頼れる存在になります。Google翻訳やDeepLなどの翻訳アプリがあれば、伝えたいことを入力して画面を見せることもできます。カメラ翻訳を使えば、メニューや看板の意味を確認できることもあります。

だからこそ、海外でもスマホがネットにつながる状態にしておくことは、とても大事です。

海外でスマホを使う方法は、eSIMだけではありません。今使っているスマホの契約によっては、そのまま海外で使える場合もあります。

たとえばahamoは、対象国・地域であれば追加料金なしで海外データ通信が使えるため、15日以内の旅行ならまず確認したい選択肢です。いつものスマホをそのまま使えるので、別のSIMを買ったり、Wi-Fiルーターを借りたりする手間がありません。

ただし、使える国・地域、利用日数、データ容量には条件があります。15日を超える旅行や対象外エリアへ行く場合、データ容量を気にせず使いたい場合は、eSIMを別で用意しておくと動きやすくなります。

ちなみに私自身は、15日以内の海外旅行ならahamoをそのまま使うことが多いです。2年前にマイルを使って世界一周をしたときも、最初の15日間はahamoを利用し、その後の長めの滞在や対象外エリアではeSIMに切り替えました。

海外でスマホが使えるかどうかは、地図・翻訳アプリ・ホテル確認・現地移動に関わるとても大事な準備です。私の体験談と詳しい選び方は、別記事でまとめていきます。

現地の移動手段も事前にチェック

「空港から市内へはどう行くのか」「電車なのか、バスなのか、タクシーなのか」

ここを出発前に調べておくだけで、到着時の不安はかなり減ります。

最近は、Grab(東南アジア)やUber(欧米)のような配車アプリが使える国も増えています。アプリで行き先を入力すれば料金の目安がわかり、ドライバーに英語で細かく説明しなくても移動しやすくなります。

日本にいる間にアプリをダウンロードして、アカウント登録まで済ませておくと、現地に着いてから慌てずに済みます。

翻訳アプリは必ず準備しておく

Google翻訳やDeepLなどの翻訳アプリは、出発前に必ずダウンロードしておきたいアプリです。

「英語が聞き取れなかったらどうしよう」「伝えたいことが出てこなかったらどうしよう」という不安は、翻訳アプリがあることでかなり軽くなります。

音声入力で日本語を話せば英語に変換できますし、カメラをかざせばメニューや案内板の意味を確認できることもあります。

もちろん、翻訳アプリだけに頼ればいいというわけではありません。英会話講師として正直に言うと、翻訳アプリは万能ではないです。ニュアンスが少しずれることもあります。

それでも、「何も伝えられない」と「アプリを使えば伝えられる」では、旅先での安心感がまったく違います。簡単なフレーズと翻訳アプリをセットで準備しておくと、現地でかなり動きやすくなります。

【STEP7】出発前の最終チェック

出発が近づいてきたら、最後の確認です。

私はいつも、スマホの中に「海外旅行フォルダ」を作っています。航空券の予約確認メール、ホテルの予約確認、電子渡航認証の控え、保険の証書などをスクリーンショットでまとめておくと、必要なときにすぐ確認できます。

ただし、スマホだけに頼りすぎるのは少し危険です。充電が切れたり、ネットがつながらなかったり、入国審査などスマホを使いにくい場面もあります。航空券、ホテル、保険、電子渡航認証、緊急連絡先などの重要情報は、紙で印刷するか、最低限の情報をメモしておくと落ち着いて対応できます。

持ち物は、あれこれ考えすぎると荷物が増えます。「最悪、現地で買えるもの」は思い切って減らしても大丈夫です。

最低限、忘れたくないものはこのあたりです。

・パスポート
・航空券(eチケット)
・クレジットカード
・スマホ
・充電器
・保険証書
・宿泊先の情報
・電子渡航認証の控え
・常備薬
・変換プラグ

このあたりが揃っていれば、かなり動きやすくなります。

旅の英語は、場面ごとに準備しておく

出発前に、場面ごとの英語フレーズを整理しておくと、旅先で落ち着いて対応しやすくなります。

ぜんぶ覚えなくても大丈夫です。スマホのメモに入れておく、紙に書いておく、スクリーンショットで保存しておく。それだけでも、いざというときに役立ちます。

空港で
・”Sightseeing.”(観光です。)
・”Five days.”(5日間です。)
・”Could you say that again?”(もう一度言ってもらえますか?)

ホテルで
・”Check in, please.”(チェックインお願いします。)
・”Can I leave my luggage here?”(荷物を預けてもいいですか?)

お店やカフェで
・”This one, please.”(これをください。)
・”How much is this?”(これはいくらですか?)

困ったとき
・”I need help.”(助けが必要です。)
・”Where is ~?”(~はどこですか?)
・”Could you speak more slowly?”(もう少しゆっくり話してもらえますか?)

こうやって並べてみると、使う場面はかなり限られています。空港、ホテル、お店、困ったとき。場面が決まっていれば、準備する英語もしぼれます。

特に覚えておきたいのは、この2つです。

“Could you say that again?”
“Could you speak more slowly?”

聞き返すことは、恥ずかしいことではありません。私は30カ国ほど旅してきましたが、今でも聞き返すことはあります。大事なのは、わからないまま黙ってしまわないこと。聞き取れなければ聞き返す。それだけで、コミュニケーションは続けられます。

個人手配をもっと楽しむための3つのコツ

ここまでで、個人手配の全体像はかなり見えてきたと思います。

最後に、個人手配の旅をもっと楽しむためのコツを3つ紹介します。

ひとつめは、予約の順番を守ることです。基本は「航空券 → ホテル → 現地体験」の順番。この順番を守るだけで、ダブルブッキングや日程のミスを減らせます。

ふたつめは、現地ツアーも上手に使うことです。個人手配だからといって、全部を自力でやる必要はありません。現地のオプショナルツアーを使えば、自分では行きにくい場所にも効率よく行けます。

KKdayやKlookは、現地の体験やツアーを日本語で予約できるサービスです。空港送迎、日帰りツアー、入場チケットなど種類も豊富です。日本語ガイド付きのツアーが見つかることもあるので、英語が不安な方にも使いやすい選択肢になります。

【リンク:KKdayで現地ツアーを探す】
【リンク:Klookで現地ツアーを探す】

みっつめは、困ったときの連絡先を控えておくことです。渡航先の日本大使館・領事館、保険のサポートデスク、クレジットカード会社の緊急連絡先。この3つをスマホと紙の両方で控えておくと、万が一のときに落ち着いて動けます。

あわせて読みたい関連記事

この記事で全体の流れをつかんだら、次は気になる準備からひとつずつ確認していきましょう。

・海外旅行の持ち物リスト|英語が不安な人が出発前に準備したいもの
・海外旅行にeSIMは必要?Wi-Fi・ローミングとの違いと初心者向けの選び方
・海外旅行保険は必要?クレジットカード付帯保険との違いと確認ポイント
・空港で使う英語フレーズ|チェックイン・保安検査・搭乗で困らないための準備
・入国審査の英語が不安な人へ|聞かれやすい質問と答え方をやさしく解説
・ホテルチェックインの英語フレーズ|予約確認・荷物預かり・トラブル対応まで

まとめ:準備すれば、英語が不安でも海外旅行は自分で組み立てられる

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

「やることが多いな……」と感じた方もいるかもしれません。でも、全部を一度にやる必要はありません。

行き先を決めて、航空券を予約して、ホテルを取って、パスポートを確認して、保険を準備して、通信手段を整えて、旅の英語を少しだけ予習する。

この順番で進めれば、英語が不安でも、海外旅行は自分で手配できます。

私自身も、最初から自信があったわけではありません。それでも、自分で航空券を取り、宿を探し、旅に出て、たくさんの失敗と出会いを重ねてきました。

間違えても話す。聞き取れなかったら聞き返す。通じなかったら別の言い方を試す。そうやって旅を続けるうちに、英語は少しずつ自分の中に溜まっていきました。

そして、自分で手配した旅って、本当に忘れられないんです。

自分で選んだ飛行機に乗って、自分で見つけたホテルに泊まって、自分で歩いた街で、思いがけない景色に出会う。

うまくいかないこともあります。でも、それも全部含めて、自分だけの旅になります。

英語は、完璧じゃなくて大丈夫です。必要なフレーズを準備して、翻訳アプリも使って、聞き取れなかったら聞き返せばいい。

行き先・航空券・ホテル・通信・保険・旅英語。順番に準備すれば、あなたにもきっとできます。

まずは、航空券の比較サイトを開いて、行きたい国の航空券がいくらくらいなのか見てみるところから始めてみてください。

それだけで、旅が一気に現実に近づきます。

世界は、思っているよりずっと近い。

準備したら、あとは飛び出すだけです。

この記事で紹介した海外旅行準備に役立つサービス

必要なものを一度に全部申し込む必要はありません。行き先や旅のスタイルに合わせて、必要なものだけチェックしてみてください。

航空券の比較・予約

・スカイスキャナー:航空券の相場を調べたいときに便利な比較サイト
・エアトリ:日本語で航空券を探しやすい予約サイト
【 ▶ エアトリで航空券を探す

・Trip.com:アジア方面の航空券やホテルをまとめて探しやすい予約サイト
【 ▶ Trip.comで航空券・ホテルを探す

ホテル予約

・agoda:アジア方面のホテル比較に使いやすい予約サイト
【▶ agodaでホテルを比較する

・楽天トラベル:楽天ポイントを使いたい方に便利な海外ホテル予約サービス
【▶ 楽天トラベルで海外ホテルを探す

クレジットカード・保険

・エポスカード:年会費永年無料で持てるクレジットカード。海外旅行保険は利用付帯のため、旅行代金の支払い条件を確認しておきましょう
【 ▶ エポスカードの詳細を確認する

通信

・ahamo:15日以内の海外旅行で、対象国・地域に行くならまず確認したい通信手段。いつものスマホをそのまま使えるので、初めての海外旅行でも準備がシンプルになります。
【リンク:ahamo公式サイトを確認する】

・Klook:長めの旅行や複数国をまわる旅でeSIMを購入するときに使いやすいサービス。現地ツアーやチケットも一緒に探せます。
【▶ KlookでeSIMや現地ツアーを探す】

・レンタルWi-Fi:家族旅行やグループ旅行で、複数人が同じ通信を使いたい場合は選択肢になります。

現地ツアー・体験

・Klook:現地体験やツアーを探しやすいサービス。日本語ガイド付きのプランが見つかることもあります
【▶ KLOOKで現地ツアーを探す

・KKday:空港送迎、日帰りツアー、入場チケットなどを日本語で探せるサービス
【▶ KKdayで現地ツアーを探す

旅の英語が不安な方へ

海外旅行を自分で手配するとき、航空券やホテルの予約だけでなく、「現地で英語が聞き取れるかな」「空港やホテルで何を言えばいいんだろう」と不安になる方も多いと思います。

でも、旅で使う英語は、場面ごとにかなりパターンが決まっています。空港、入国審査、ホテル、カフェ、買い物、困ったとき。必要な場面を先に想定しておけば、出発前に準備できることはたくさんあります。

このサイトでは、英会話講師として19年、30カ国ほどを旅してきたMarsaが、海外旅行前に準備しておきたい旅英語や、英語が不安な方でも使いやすいフレーズを少しずつ紹介していきます。

「英語が話せないから海外旅行は無理」と思わなくて大丈夫。完璧な英語より、まずは必要な場面で伝える準備をしておくこと。

英語が少し使えるようになるだけで、旅の自由度はぐっと広がります。

 

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